■経営の基本方針

    当社は、経営理念として「創造性豊かな活力に満ちた役職員により、伝統を守りつつ、いかなる時代、いかなる環境にも適合する会社を目指す」ことを掲げ、株主をはじめとするすべてのステークホルダーの期待に応え、会社の持続的な成長と企業価値向上を経営の最重要課題として取組んでまいります。

    ■中長期的な経営戦略と取組むべき課題

    当社グループは、「生産性の向上による確固たる収益基盤の確立」「新製品の開発、海外も含めた新市場・新分野への取り組み強化」を中期的な重点課題として掲げ、経営環境の変化に柔軟に対応しつつ、競争力、収益力、成長力のある企業体質の確立を目指してまいります。

    鋳造市場向けでは、主な取引先である自動車関連産業に対するシェアの維持・拡大のため、有望な誘導炉市場への取組強化と、主力製品である黒鉛ルツボおよび不定形耐火物の更なる品質向上と新たな用途開発に努めます。また、次世代自動車および電子デバイス分野に対応した金属粉末溶解市場への展開や環境問題に適合した省エネ耐火物の開発と販路拡大も積極的に行います。

    鉄鋼市場向けでは、更なる品質向上ときめ細かな対応により、国内市場シェアの維持に努めてまいります。

    溶解炉・環境関連市場向けでは、アルミ市場向け溶解兼保持炉「MK炉」「NM炉」の拡販、炉内の酸化物発生を大幅に抑えることができる新型溶解炉「フリーダム」の積極販売、および溶解炉の炉修工事の受注拡大を進めます。焼却炉関連では、民間および自治体の設備投資動向を的確に捉え、炉修工事を中心とした受注拡大に取組みます。さらに、平成29年4月に連結子会社化した眞保炉材工業株式会社との事業連携を強化してまいります。

    海外市場向けでは、日坩商貿(上海)有限公司を核とした中国市場の深耕およびアジア市場・北米市場への積極的な販売展開と、海外への技術供与によるロイヤリティ収入の増加に努めてまいります。

    不動産事業では、本社ビルの賃貸事業と太陽光発電事業に加え、平成29年4月より開始した大阪倉庫の賃貸事業により安定的な収益確保に努めます。

    経営管理面では、ガバナンス体制およびリスク管理体制の強化に努めるとともに、人材育成、働き方改革の推進、関係会社の経営効率化にも積極的に取組んでまいります。